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「Claude Workbench が無くなるって聞いたけど、Claude Code の使い方は変わるの?」
2026年8月17日、Anthropic は Claude Workbench(claude.ai 内のプロンプトテスト環境)の廃止を予告しています。Claude Code ユーザーや Cursor ユーザーから「何が変わるのか分からない」という声が増えていたので、実際に AI Maker Lab の開発フローで Claude Code を常用している立場から変更点を整理しました。
この記事でわかること
- Claude Workbench とは何で、Console 統合後に何が消えるか
- Claude Code ユーザーのセットアップ手順が変わる点・変わらない点
- Cursor vs Claude Code——Workbench 廃止後の使い分け判断基準
- 作ったアプリを公開する際の現実的な選択肢
目次
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Claude Workbench とは何だったのか(30秒で解説)
Claude Workbench は、claude.ai の中に組み込まれたプロンプトテスト環境です。API を直接叩かなくても、システムプロンプトの調整・複数モデルの出力比較・Temperature(応答のランダム性)の調整などを、ブラウザ上で気軽に試せるプレイグラウンドでした。
「Claude Code のシステムプロンプトをどう書くか迷う」→「Workbench でモデルの反応を試してから CLAUDE.md に反映する」というループが、個人開発者の間でスタンダードな使い方になっていました。
これが 2026年8月17日に廃止となり、同等機能は Claude Console(console.anthropic.com)に統合されます。
2026年8月17日廃止—何が変わり、何が変わらないか
✅ 編集部の結論
Claude Code のコーディング体験自体は何も変わらない。変わるのはプロンプトを「試す場所」だけ。移行コストは実質ゼロで、むしろ Console 統合で API キー管理と一元化できるメリットがある。
| 項目 | Workbench 廃止前 | Console 統合後 |
|---|---|---|
| プロンプトテスト | claude.ai の Workbench | console.anthropic.com の API Playground |
| API キー管理 | console.anthropic.com | 変わらず console.anthropic.com |
| Projects(システムプロンプト保存) | console.anthropic.com | 変わらず |
| Claude Code の CLI 操作 | 変わらず | 変わらず |
| CLAUDE.md によるコンテキスト設定 | 変わらず | 変わらず |
| 料金・プラン | Anthropic Pro $22/月に同梱 | 変わらず(※最新は公式で確認) |
結論:廃止で「無くなる」のは claude.ai の Workbench メニューだけ。Claude Code を CLI で動かしている限り、日常の開発フローはほぼ影響を受けません。
Claude Console で Claude Code を設定する(新しいワークフロー)
Console 統合後の Claude Code 活用フローを、実際の手順に沿って整理します。
1. API キーは引き続き Console で管理
Claude Code には Anthropic の API キーが必要です。取得・管理場所は console.anthropic.com で変わりません。廃止前後でこの手順に差はゼロです。
# 設定は ~/.claude/config.json か ANTHROPIC_API_KEY 環境変数で
export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-..."
claude
2. システムプロンプトのテストは Console の API Playground へ
Workbench 廃止後、「CLAUDE.md に書く前に Claude の反応を確認したい」は Console の API Playground で行います。UI は Workbench と類似しており、モデル選択・システムプロンプト入力・Temperature 調整が同じ感覚で使えます。
実際に当サイトの AI Maker Lab 業務でも、Workbench から Console Playground へ移行して 2日で慣れたというのが率直な感想です。
3. Projects 機能でチームや複数プロジェクトを整理
Console の Projects 機能は、プロジェクト単位でシステムプロンプトと API キーを紐づけて管理できます。個人の複数サイト管理や、複数のフロントエンド・バックエンドプロジェクトを扱う場合に便利です。
CLAUDE.md との使い分けの目安:
- CLAUDE.md:ローカルリポジトリのコーディング規約・コンテキスト(git にコミットして追う)
- Console Projects:API レベルのシステムプロンプト(クラウドで管理・複数環境で共有したい設定)
Cursor vs Claude Code——Workbench 廃止後の使い分け
GSC データで「cursor claude code」「cursor vs claude code」の検索が増えているため、Workbench 廃止後の視点から改めて整理します。
| 判断軸 | Cursor | Claude Code |
|---|---|---|
| 形態 | IDE(VS Code フォーク)内蔵 AI | CLI エージェント |
| プロンプト調整の場 | IDE 内の AI Panel | Console API Playground + CLAUDE.md |
| Workbench 廃止の影響 | ほぼゼロ(元々 Workbench 非依存) | テスト場所が Console に移るだけ |
| 得意なタスク | 今開いているファイルを対話的に編集 | 複数ファイル横断・自律的なリファクタ |
| 月額費用目安 | $20/月(Cursor Pro) | Anthropic Pro $22/月に同梱 |
情報の取得日:料金情報は 2026-08-12 時点で各公式サイトで確認したものです。変動があるため、契約前に公式サイトで最新価格をご確認ください。
どちらを選ぶかの判断基準
| あなたの状況 | 推奨 |
|---|---|
| IDE でコードを見ながら AI と対話して編集したい | Cursor |
| ターミナルからプロジェクト全体に複数ステップの作業を任せたい | Claude Code |
| Vibe Coding で作った UI を素早く調整したい | Cursor(差分確認がしやすい) |
| CLAUDE.md でプロジェクト方針を書き込み、自走させたい | Claude Code |
| まず 1 つだけ選ぶなら | Claude Code(Anthropic Pro に込みで追加コストゼロ) |
「どちらか一方」という発想を捨てるのが近道です。当サイトでは、UI の調整や差分確認に Cursor を使い、複数ファイルをまたいだリファクタ・記事生成ジョブの自走には Claude Code を使う両立スタイルが、今も最も効率的です。
作ったアプリを公開する——ホスティングの選び方
Claude Code や Cursor でアプリを作った後の「公開」フローも整理しておきます。
Vibe Coding(プロンプト中心)で作ったノーコード寄りのアプリには、Lovable が最短です。ビルド設定なしで、Lovable の環境から直接公開 URL が発行されます。
独自ドメインを持って本格的に公開したい、WordPress / 静的サイトをホストしたいなら、国内レンタルサーバーが現実的な選択肢になります。
選び方の目安:
- プロトタイプ・SaaS っぽいもの:Lovable → 最短でデプロイ URL
- ブログ・情報サイト・WordPress:ConoHa WING → 国内最速クラスの速度
- Next.js / Astro などのフレームワーク:Vercel / Cloudflare Pages(現状は未提携のため公式サイトで確認)
正直なデメリット・弱点
Console 統合のメリット
- ✓ API キー管理・プロンプトテスト・Projects が 1 画面に集約
- ✓ 複数プロジェクトのシステムプロンプトをクラウドで管理できる
- ✓ 個人開発者にとって移行コストがほぼゼロ
デメリット・注意点
- ✕ Workbench の保存済みプリセットは Console に自動移行しない(手動の移植が必要)
- ✕ Console の UI は Workbench より多機能なぶん、慣れるまでに数日かかる
- ✕ Claude Code 自体は CLI なので GUI に慣れた人には入り口が急
Workbench で保存していたプロンプトプリセットは自動移行されません。廃止前に手元にテキストでコピーしておくことを強く推奨します。CLAUDE.md に転記してしまうのが一番確実です。
FAQ
Q. Claude Workbench が廃止されても Claude Code は使えますか? A. はい、引き続き使えます。Claude Code は CLI ベースのツールで、Workbench とは独立して動作します。廃止の影響はプロンプトテスト環境が Console に移るだけです。
Q. Workbench のプロンプトを Console に移行する方法は? A. 自動移行機能はありません。廃止前に Workbench 上の保存プロンプトをテキストでコピーし、Console API Playground または CLAUDE.md に貼り付けてください。
Q. Cursor と Claude Code、初心者にはどちらが向きますか? A. GUI で視覚的に操作したい初心者には Cursor が馴染みやすいです。Claude Code はターミナル操作が必須で、CLI に慣れていないと入門コストがあります。プログラミング歴が浅い場合は Cursor から試すのがおすすめです。
Q. Claude Code は Anthropic Pro に含まれていますか? A. 2026年8月時点では Anthropic Pro プランに Claude Code の利用枠が含まれています。料金変更の可能性があるため、契約前に公式サイトで最新の料金体系をご確認ください。
まとめ
Claude Workbench の廃止(2026年8月17日)は、Claude Code ユーザーにとって実質的な影響がほぼない変更です。プロンプトのテスト場所が claude.ai から console.anthropic.com に移るだけで、CLI の操作感・CLAUDE.md によるコンテキスト設定・API キー管理はすべてそのまま続きます。
廃止前にやっておくべきこと:
- Workbench に保存しているプロンプトプリセットを手動でテキストコピー
- Console API Playground を一度触って UI に慣れておく
- 重要なシステムプロンプトは CLAUDE.md に転記して git 管理下に置く
Cursor vs Claude Code の使い分けは「IDE で今のファイルを対話的に編集したいか(Cursor)」vs「プロジェクト全体に複数ステップを自走させたいか(Claude Code)」で決まります。どちらかを捨てるより、用途で使い分けるのが最も生産性が高くなります。
作ったものを世界に出す——そのゴールに向けて、Lovable でプロトタイプを公開するか、ConoHa WING で独自ドメインの本番環境を整えるかを検討してみてください。
当記事は実際に Claude Code を業務利用している AI Maker Lab 編集部の実運用経験をもとに作成しています。料金・仕様は変更になる場合がありますので、契約前に各公式サイトでご確認ください(2026年8月12日作成)。